親鸞会 ひとこと言いたい!
〜管理人が 親鸞学徒の立場で 混迷する世の中に ひとこと物申すコーナーです〜
【2007/09/30 更新】
同じ石で二度つまずく者は馬鹿者である
ほんなこつ、どぎゃんなっとっとでしょう。大阪・エキスポランドです。
今年の5月に、ジェットコースターで事故があって、尊い命が失われたばかりじゃなかですか。
それが、また、別のジェットコースターで、一周回って止まらにゃならんところが止まらんで、ですよ。もう一周、回ったちゅうけん、たまがります。
「同じ石で二度つまずく者は 馬鹿者である」といわれます。
さっき一ぺん、石につまずいて転んで、ケガをして、痛か目におうておるのに、また、同じ石につまずいたら、果たしてその人は、賢いといえるでしょうか。
違うところで、違う石にさでこけたちゅうとなら、分からんでもなかデスよ。さっきの石にばかり、気をつけとったから、こっちには気がつかんかった、という話は、ありえるでしょう。
ばってん、さっきと同じ石にまーたつまずいたら、こらもう、ハズかしか話です。
スリルを楽しむのも、安全第一であってこそ。気をつけてくださいね。
いやいや、人のことばかりは言うておれません。仏法の根幹は、因果の道理です。まいたタネは生える、まかぬタネは生えない、一度失敗したら、深く反省し、原因を突き止め、二度と同じ失敗をしないよう、その芽を断ち切っていくことが、大事じゃなかでしょうか。
人のフリみて、わがフリ直せ、といわれます。
ありゃあ、大阪の話タイ、エキスポランドの話タイと、他人事と眺めておらずに、自分の問題として、同じ過ちを繰り返さないよう、お互い気をつけたかもんです。
2004- 浄土真宗親鸞会 熊本県