浄土真宗親鸞会 熊本県 親鸞聖人の教えを学ぶ集い

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親鸞会 ひとこと言いたい!

〜管理人が 親鸞学徒の立場で 混迷する世の中に ひとこと物申すコーナーです〜

【2007/11/28 更新】

難の難 乗り越えてこそ

親鸞会 熊本 宮崎県の宮崎カントリークラブで行われていた、国内女子ツアーの最終戦「LPGAチャンピオンシップ・リコーカップ」では、最終日、2位でスタートした古閑美保が、トップの不動裕理と5打差を逆転、さらに2打差をつけ、国内メジャー初制覇を果たしました。不動は単独の2位、5位には、今年の賞金女王に輝いた、上田桃子が入りました。

 よく見ると、というか、熊本の皆さんなら、よくご存じのとおり、三人は、皆、熊本出身の選手なのです。

不動 裕理選手 昭和51年 熊本市生まれ ルーテル学院高卒
古閑 美保選手 昭和57年 熊本市生まれ 東海二高卒
上田 桃子選手 昭和61年 熊本市生まれ 東海二高卒

 そして、皆、練習熱心な努力家で知られています。

 どのスポーツでも、いえ、スポーツ以外でもそうですが、苦しい練習に耐えて、努力を重ねた人は、いつか必ず花開くものです。

「天才は、1%のひらめきと99%の努力」と語った発明王がありました。
「練習は、決してウソをつかない」と言った選手もいます。

 まかぬ種は、決して生えませんが、まいた種は、必ず生える。因果の道理は、仏教の根幹です。

 昔、呉服物を担って、いつも碓氷峠を越えていた二人の商人がいました。一人がある時、さぞ疲れたように、路傍の石に腰を下ろします。
「疲れたではないか、ひと休みしよう。この峠が、もう少し低かったら楽に越されて、うんと儲けられるのになァ。おまえ、そうは思わんか」
 恨めしそうに、高い峠を見上げました。
「オレはそうは思わない。それどころか、この峠が、もっともっと高くて、険しかったらいいと思っている」
 そう答えたのは、連れの江州商人であります。
 先の商人はいぶかって、
「どうしてだ。おまえは苦労がしたいのか。おかしなやつだ」とニガ笑いしました。
「そうじゃないか。この峠が楽に越されたら、だれでも越して商売するから、あまり儲からないのだ。この峠が、もっと高くて険しければ、だれも、この峠を越えて商いをする者がいなくなる。それを越していけば、商売は大繁盛するのだ」

 江州商人で成功した人が多いといわれます。さすが生き馬の目を抜くといわれる、江州商人の気迫ではありませんか。

 成功は努力の結晶。楽にえられるものは、貧と恥のみです。

「難の難  乗り越えてこそ  光あり」

 

 因果の道理について、詳しいことは、こちらのコーナーへどうぞ。<仏教講座

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