浄土真宗親鸞会 熊本県 親鸞聖人の教えを学ぶ集い

親鸞聖人の教えを学ぶ 浄土真宗親鸞会 熊本
親鸞会トップ 親鸞会とは ひとことコラム 学びの広場 講座日程 関連リンク お問い合わせ

ひとこと言いたい!

〜管理人が 親鸞学徒の立場で 混迷する世の中に ひとこと物申すコーナーです〜

【2008/8/19 更新】

練習はウソをつかない 〜五輪アスリートたちの努力〜

 女子プロゴルフの熊本三人娘もすごいが、五輪での活躍も、目をみはる。

 女子バドミントンの「スエ・マエ」こと、末綱 聡子・前田 美順ペアだ。

 末綱選手は、大分出身、27歳。前田選手は、鹿児島出身、熊本中央高校の卒業で、22歳。二人とも、熊本市八幡のNECセミコンダクター九州山口に所属している。(略称「NEC・SKY」)

 これまで女子バドといえば、「オグ・シオ」こと、小椋・潮田ペアのほうに話題が集中していた。
 大会前の国際ランキングでも8位で、オグシオ(6位)の後塵を拝していた。プレ五輪番組で見ていても、連日報道されるオグシオに比べて、スエマエ(という名前さえ、無かった)を取り上げたのは、数えるほどだった。

 実際、7月の熊本での大会で、スエマエがオグシオに0−2で勝ったのに、マスコミは「オグシオ、日本人に完敗」と報じただけ。「日本人、って誰?」と、ツッコミを入れた人も多かったはずだ。二人にとっても、これは、悔しかっただろう。
 このように、事前の人気、知名度では、オグシオが圧倒していたのだが、いざ五輪が始まると、怒涛の進撃、準々決勝では、世界ランク1位の中国ペアを破り、ベスト4に進出したのである。残念ながら、決勝進出こそならなかったが、堂々の戦いぶりといえる。
 
 この末綱選手、かなりの負けず嫌いで、負けそうになると泣きながら試合をやっていたこともあったほど。昭和女子高に進んでからも、監督の吉田信之氏が「ひたむきに頑張る子だった」と語るほどの努力家だ。
 前田選手の育った鹿児島県屋久島では、「娯楽がバドミントンくらいしかなかった」とか。高校は、バドミントンの名門、熊本中央高校に単身で進んだ。寮生は、朝5時から7時までみっちりと体力作り。監督の工藤勇参氏は「手のかからないしっかり者」と認めるほどの、練習熱心だった。

 この二人が、相前後して進んだNEC九州(現在のNEC・SKY)で、出会うことになる。

 結成から5年目。
「練習はウソをつかない」と、よくアスリートは語る。

 人一倍、練習熱心な二人が、オグシオというよきライバルもあって、一層努力を重ねてきた、今回の結果といえよう。
「まかぬタネは、生えない。まいたタネは、必ず生える」
 因果の道理は、仏法の根幹である。

 すべての道において、たゆまぬ努力精進こそ肝要。

 

  「因果の道理」については、仏教講座をごらんください。

 

 >> バックナンバー一覧

>>トップに戻る

2004- 浄土真宗親鸞会 熊本県