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【2008/12/1 更新】

スザンヌさん 熊本県の宣伝部長に

親鸞会 熊本 スザンヌさんこと、山本紗衣さん(22)が、11月18日、熊本県の宣伝部長に任命され、都内の「熊本館」で、任命式が行われました。
 スザンヌさんは、植木町の生まれで、熊本市育ち、明るいキャラクターで、テレビのクイズ番組などで、人気者になっています。
 また、お母さんが「キャサリン」、妹さんも「マーガリン」と、3人で出演する機会もあり、ファミリーそろって、多くの人に愛されています。

「ぎゅっと抱き締めたいくらい、熊本が好きです」というスザンヌさんなので、まさに「宣伝部長」には、うってつけ。「頑張って、熊本を盛り上げるぞ!」って、ブログでも張り切っていました。

 世間では「おバカ・キャラ」などといわれているようですが、決して発言で他人を傷つけたり、バカにしたりせず、ホンワカッとした雰囲気は、まさに「愛されてる」といえるでしょう。

 どうしてそういうキャラクター(性格)が生まれたのか。

 彼女の出した『スザンヌ22 しあわせと、しあわせは、つながってる』を読んで、なるほどと思いました。

 お母さんの「キャサリンさん」(と、ここでは愛称で呼びましょう)は、スザンヌさん3歳の時、離婚し、その後、女手一つで、2人の娘さんを育て上げました。
 苦労して育ててくれるお母さんを見ていたスザンヌさんは、「ワガママ言って、お母さんを困らせてはいけない」と思い、成長してからは、さらに、自分のワガママで周囲の人を困らせてはいけない、ということを学ん
でいったのでした。

 彼女と共演した人は、一様に、「周囲の空気を読める人」「周りに気配りができる人」と語っているようですが、なるほど、幼いころから苦労して学びとってきたものだったのですね。
 最近になって、お母さんが再婚したいと話した時も、妹と2人、後押ししてあげたとか。苦労して育ててくれたお母さんへの、優しい思いやりなのでしょう。

 相手を思いやり、相手を幸せにする、仏教では「利他」(他を利する)と言われて、大切なことだと教えられています。
 例えば「和顔愛語」を、釈尊は教えられました。にこやかな笑顔と、優しい言葉は、どれだけ人の心を明るくし、幸せにすることでしょう。
 特に失敗したり、挫折して、悲しみに沈んでいる人にとって、どれだけ慰めとなり、励ましとなって、復活の勇気を奮い起こさせることでしょう。

 己の利益ばかりを求め、他人の不幸を願う、せち辛い世の中にあって、
 私たち仏法者は、「利他」の行に、徹していきたいものです。

 

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