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【2010/6/29 更新】

祖父の遺言を果たしたい 葬儀の説法が心を揺さぶる

熊本出身の親鸞会講師の手記

親鸞会 熊本

 熊本の祖父が5月末に亡くなり、葬儀を勤めました。

 祖父は熱心な親鸞学徒で、遺書にも、

「本当の親鸞聖人のみ教えを明らかにしているのは親鸞会しかない。自分の葬儀を縁として、参列された皆さんに、本当の親鸞聖人のみ教えを伝えてもらえるよう、親鸞会で葬儀をお願いしたい」

と書かれてありました。

 しかし祖母や親戚が、寺や周囲の思惑を心配し、なかなか祖父の遺志どおりにはできませんでした。

 せめて説法だけでもと説得し、反対のある中、通夜と葬儀で参列者の皆さんに話をすることができました。

 祖父の遺書に、自分の葬儀を縁として本当の親鸞聖人のみ教えを伝えてほしいとあったことを話し、「仏教を説かれた釈尊」「釈尊と阿弥陀仏の違い」「正信偈」について精一杯話をしました。

 終了後、

「『正信偈』は、お経だとばかり思っていたが、そうではなかったんだね」

「お釈迦さまと阿弥陀仏の違いが初めて分かった」

「そういえば、この年になるまで、なぜ生きる、なんて考えたこともなかったな」

と声をかけてくる人、

「どこでそんなことを習ったのか?」

と、尋ねてくる人など、たくさんありました。

「おじいさんから、『なぜ生きる』や仏教の小冊子をもらっていたけど、忙しい忙しいでそのままにしていた。これは読み直さなきゃならんね」

と涙ぐんで手を握る方もあり、祖父の生前の“種まき”に、涙せずにおれませんでした。

 帰る時には、あんなに心配していた祖母も、

「村の人も分かりやすかったと喜んでいた。話してくれてありがとう」

と言っていました。肉親の葬儀を縁に、家族や親戚が本当の親鸞聖人のみ教えとご縁があり、喜んでいたことを有り難く思いました。

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